続「食べ合わせ」のウソ?ホント?

さて、前回に続き、食べ合わせのお話です。

 

【 ビール × 揚げ物 】



アルコールの摂取と天ぷらによるエネルギーの摂取により脂肪酸合成が高まり、中性脂肪(TG)が合成されます。
※脂質異常症・動脈硬化・心筋梗塞などの原因にもなりかねます

 

【蟹 × 柿 】


蟹と柿それぞれには体温を下げる働きがあります。食べ合わせることで、体温低下作用が促進されます。

★しかし…メリットもあります★
蟹に含まれる亜鉛は、柿のビタミンCの同時摂取によって吸収効果を高めることができます。
※亜鉛は皮膚の創傷治癒と味覚異常の改善に役立ちます(^^)

  

【 ゆで卵 × ほうれん草 】


卵を茹でることで、卵白から硫黄水素が発生します。硫黄はほうれん草に含まれる鉄分の吸収を阻害します。

硫黄は揮発性であるため、卵の殻を割ってしまえば硫黄水素の発生はなくなります。
ほうれん草など鉄分が多い食材と食べる際は、卵と一緒に炒めてくださいね。

  

【 ビール × スイカ 】


ビールとスイカには利尿作用があり、脱水状態で摂取すると急性アルコール中毒になります。夏場は特にご注意くださいね。

  
これまでは、よくない食べ合わせの紹介でしたが、本当は良い食べ合わせの食材についてご紹介します。

【 鰻 × 梅干し 】


梅干しが鰻の消化不良を起こすという説がありますが・・・
実際は鰻に含まれるビタミンB1・ミネラル成分・脂質・コラーゲンが豊富で栄養補給にピッタリです。

そこに、クエン酸を含む梅干しが加わると、疲労回復に抜群の効果をもたらします。

また、梅干しは、脂っこい食事の消化を助けてくれる役割もあるので、むしろ胃腸の働きを正常に保ってくれます。

【 人参 × 大根 】


人参のアスコルビナーゼという酵素がビタミンCを破壊するという説がありますが・・・
実際はビタミンCの型が変化するだけで、ビタミンCの効果がなくなるというわけではありませんので、何も気にせず調理して頂いて結構です(^^)

ただし、人参の酵素で変化したビタミンCは不安定で、ビタミンCとしての効果を失いやすい為、長時間空気中に放置せずに、出来る限り早く食べきることをお勧めします。


今回、ご紹介した悪い組み合わせでは、たくさん食べないように心掛けてくださいね!(^^)!

管理栄養士 江星

「食べ合わせ」のウソ?ホント?

節分やバレンタインが終わり、2月も気付けば中旬を過ぎました。

みなさん、「食べ合わせ」と聞いて思い浮かぶものはありますか?
食べ合わせの食材には悪い組み合わせと良い組み合わせがあります。

今回は、「悪い組み合わせ」の理由をいくつかご紹介します。

【 焼き魚 × 漬物 】


魚を焼くことで“ジメチルアミン”というにおい成分が発生します。これに、漬物に含まれる“亜硝酸ナトリウム”が結合することで発がん性物質の“ニトロソアミン”が生成されます。 

発がん性物質のニトロソアミンはビタミンCにより生成を抑制することができますので、焼き魚を食べる際はレモンの絞り汁や大根おろしをご一緒に★

【 バター × ハム・ウインナー 】


バターに含まれる“ジブチルヒドロキシトルエン”とハムやウインナーといった食肉加工品に含まれる“亜硝酸ナトリウム”が結合して発がん性物質を生成します。あんまり食べすぎないようにしましょう(^^)

また、食肉加工品にはリンが多く含まれているので、腎機能障害がある方は食べ過ぎにご注意です。さらに、リンの摂り過ぎはカルシウムの吸収を妨げるので、食べ過ぎないようにして下さいね。

【 ところてん × 生卵 】


卵白に含まれる“アビジン”が卵黄の成分と結合することで消化不良を起こします。ところてんなどの食物繊維が豊富な食品は消化に時間がかかるため、更に消化不良を起こしやすくなります。
(※納豆×生卵の組み合わせも同じく消化不良を起こしやすい組み合わせです。)

消化不良を引き起こすのは生卵のみ!
半熟卵にすることでアビジンの働きを弱め、消化不良を防ぐことができます。

食べ合わせの良くない組み合わせは他にもまだまだあります。
続きは、2月25日(月)に発信します。

お楽しみに〜♪

管理栄養士 江星

    

七草粥について

新年明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い申し上げます。

さて、この時期のスーパーによく並んでいるモノをご存知でしょうか?

そうそう!『七草』が並んでいますね。
七草と言えば七草粥。

1月7日は七草粥を食べる風習があります。

七草粥は江戸時代に中国から伝わってきた風習で、早春に芽を出す七草(セリ・ナズナ・ゴキョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ)には邪気払い効果があると言われ、無病息災を祈るために食べ始められました。

今回は、七草粥に使われる春の七草の縁起と効能についてご紹介します!

このように、七草には様々な効能がありますね。

年末年始は、美味しい物を食べ、お酒を飲み、いつもと違う過ごし方をされた方が多いと思います。

暴飲暴食をして胃腸がお疲れの方や、体がだるいなぁ~と思われる方は、七草粥を食べて胃を休めてあげてくださいね。

今年も皆様にとって素晴らしい一年になりますよう心からお祈り申し上げます。

管理栄養士 江星

冬至をご存知ですか?

12月といえば、クリスマス!そして大晦日!と思い浮かべられる方が多いと思いますが、“冬至”をお忘れではありませんか~?

冬至は1年の中で、最も日照時間が短い日で、今年は12月22日(土)です。

冬至に何かするという風習はそこまで有名ではありませんが、以下の事柄が代表的な風習です。

運盛り 】(「ん」がつくものを食べる)

冬至の日には「ん」がつくものを食べることで運気が上がるということは昔から言われてきました。運盛りの「ん」が2個つくものは“冬至の七種(ななくさ)”と呼ばれており、なんきん(かぼちゃ)・にんじん・れんこん・ぎんなん・きんかん・かんてん・うんどん(うどん)等があげられます。

この風習には『一陽来復(いちようらいふく)』という考え方が関係します。
【※一陽来復…冬の終わりに新しい春がやってくることや、悪いことが続いた後に運気が上昇していくという意味】

というわけで、「ん」がつく“れんこん”、“はんぺん”を使った運盛りレシピをご紹介します。 

「れんこんの挟み焼き」

 

【 作り方 】

①れんこんを5mm幅に薄切りにして、水にさらし、大葉は細かく刻んでおきます


②ボウルにはんぺんを入れて手で潰した後、ひき肉・大葉・塩を加えて粘りが出るまで混ぜ合わせます


③れんこんの水気を取り、片栗粉をまぶしておきます


④生地を6等分にして丸めたら、レンコンの上に置き、残りのれんこんを上に重ねて形を整えます


⑤熱したフライパンに油をひき、れんこんに焼き目がつくまで焼き、火を弱めて50mlの水を加えて蒸し焼きにします


⑥水分がある程度減ったら、の調味料を混ぜ合わせてフライパンに入れます。れんこんに絡めながら炒め、たれにとろみがついたら完成です。


冬至の日には、他にも以下のような風習があります。

 

かぼちゃを食べる

運盛りのひとつの食材である、なんきん(かぼちゃ)は栄養豊富で風邪になりやすいこの時期に食べるのが健康に良いとされてきました。かぼちゃは糖質が多く水分が少ないため野菜の中では高カロリーです。また、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンC、カリウム、食物繊維、といった重要な栄養素の多くが豊富に含まれるため野菜の中でもトップレベルの栄養価を誇ります。

ゆず湯

かぼちゃの次に有名な風習が「ゆず湯」で、冬至=「湯治(とうじ)」とゆず=「融通」、の語呂をかけていたという説があります。(湯治…温泉に入って病気の治療をすること)ゆず湯には血行促進や冷え性改善の効果が見込めるため、冬の寒さを乗り越えるという意味もあります。

冬至粥

冬至の朝に小豆粥を食べることを「冬至粥」と言い、冬至以外では小正月(1月15日)にも食べます。小豆のような赤いものには邪気を払う力があると昔から言われており、「一陽来復」の考えで運を呼び込むための邪気払いとして食べられていました。

 

今年も残りあとわずかですね。
皆さんも良い年末をお過ごしくださいね。

管理栄養士 江星

旬の食材で身体を元気にしましょう

こんにちは、あっという間に11月が終わろうとしていますね。
先日、この時期の旬である柿を食べていた際に「フルーツも料理に利用されているものがあるから、柿も何か料理に使えないかなぁ・・・」と思う事がありました。

そこで、柿を利用した白和えがある事を思いだし、早速調理に取りかかりました。

「柿とほうれん草の白和え」

【 作り方 】

①ほうれん草は塩茹でし水にさらして冷まして一度水気をきる。その後醤油をまぶし、さらに水気をしっかり切り食べやすい大きさに切る。柿も細く切っておく。

※豆腐の水切りもここでやっておいてください(^^)


②水切りした豆腐をボウルに入れ、泡だて器で細かくつぶしたら、の材料を混ぜ合わせ、滑らかにしておく。


③ボウルに、ほうれん草と柿を加えて混ぜ合わせる。


④すりごまをふり、軽く混ぜ合わせたら完成。


白和えに使用しているほうれん草と柿はこの時期(11月)に旬を迎えます。
旬の食材は、安価という利点に加え、栄養価が高いという効能もあります。

簡単食材の紹介をしますね☆

ほうれん草
旬:11月~2月頃 


 鉄 分 
・赤血球を作る材料であり、貧血予防に役立ちます。特に日本人の女性の約20%が貧血と言われているので、疲れやすいなど貧血特有の症状ある方にはおすすめです。
 ビタミンC 
・免疫力を高めて風邪の予防に役立ちます。
・ビタミンEと同時に食べることで、ビタミンCの吸収効果が高まります。(★ビタミンEはゴマに多く含まれているので、白和えや胡麻和えは相性抜群です)
 マンガン 
・ホウレンソウの赤い根の部分に含まれるマンガンは、カルシウムやマグネシウムと共に、骨の形成に役立ちます。


旬:10月中旬~11月(品種によっては12月も美味しいものがあります)


 カリウム 
・摂り過ぎた塩分を体外に排出し、浮腫みの改善や高血圧の予防をします。
・長時間の運動によって引き起こされやすい筋肉の痙攣を防ぎます。
 タンニン・ビタミンC 
・柿に含まれる酵素がアルコールの分解を促し、血中のアルコール上昇を防ぎます。
・血中のアルコールを体外に排出させ、副腎の機能低下を予防します。
 ビタミンA・ビタミンC 
・抗酸化ビタミンと呼ばれるビタミンであり、体内で増えた活性酸素を除去して身体の参加や癌の予防・老化の予防をします。
・コラーゲンの生成を促し、美肌効果も期待できます。

旬の物を食べて、身体の内側から健康を維持していきましょう!

管理栄養士 江星